「昆虫探偵―シロコパκ氏の華麗なる推理 」鳥飼 否宇
353 p 光文社
目次
前口上
第一話蝶々殺蛾事件
第二話哲学虫の密室
第三話昼のセミ
第四話吸血の池
第五話生けるアカハネの死
第六話ジョロウグモの拘(こだわり)
第七話ハチの悲劇
後口上
ゴキブリに変身した私が、熊ん蜂の探偵の助手になり、昆虫仲間の事件を解決する。
設定が昆虫世界なので、昆虫の生態を知っていなければ解決できない。
昆虫好きなら、もっと面白く読めるに違いない。昆虫は嫌いじゃないけど、そこまでのめりこめないので、へ〜そうかと、昆虫世界の薀蓄に耳を傾けるのみ。
それぞれの題名が、有名な、ミステリーのパロディとなっている。って読んだのが二冊しかなかったので早速読むことにしよう。
『蝶々殺人事件』横溝正史
『哲学者の密室』笠井潔
『夜の蝉』北村薫
『吸血の家』二階堂黎人
『生ける屍の死』山口雅也
『絡新婦の理 』京極 夏彦
『一の悲劇』法月綸太郎