「梟首の島〈下)」坂東 眞砂子

「梟首の島〈下)」坂東 眞砂子
381 p 講談社

故郷高知で警察に追われ、上京した弟の東吉。東京で、家出した兄の大洋と出会う。
そして、ロンドンで切腹をしたイワガミの死の真相とは。


まあそうだろうけど、読まなきゃわからないわね。
こういったことは作者の考え一つでどうにでもなるんだから。

これは男の兄弟の話というよりも母むめの話でもあるわけだ。
結構面白かった。
新聞の連載小説だったらしい。



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 「梟首の島〈上〉」坂東 眞砂子

「梟首の島〈上〉」坂東 眞砂子
452 p 講談社
「幕末」のあとの武士が武士を捨てた時代、少年たちは、如何に生きていくか、時代に翻弄されながら探っていた。
1887年、1人の日本人留学生が ロンドンの自室で割腹自殺を遂げた。彼はなぜ命を絶たねばならなかったのか。


欧米諸国に 追いつくために 如何に日本人が 熱く燃えていたか、あの時代の自由のための自由民権運動がどんなもので あったのか。
二つの話が 交互に語られる。イワガミが 割腹自殺をした理由は何か、割腹自殺をしたのは 岩上兄弟のうちどちらだろうか、謎はまだ残されたまま下巻に続く。

ちなみに 梟首(キョウシュ)とは 晒し首のこと。
首を切り落とし晒しものにする刑罰。辱めの度合いの強い重 い刑。

ところでこの島はやはり日本なんだろうか?


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