「夜の物理学」竹内薫
190pインデックスコミュニケーションズ
アインシュタインの宇宙定数、エリスの宇宙動物園説、ホーキングの虚数宇宙、ビレンキンの量子宇宙論など宇宙のヘンテコな話に ロマンを感じてください。やさしい宇宙物理学入門エッセイ。
巻頭のSFショートショート「パンドラの匣をあけた物理学者」が、結構面白い。
エッセイなんだけど、楽しかった。
「ナイトサイエンス」というのは、
1.理論的な思考を駆使して進む物理(ディ)に対して、直感や霊感ひらめきのようなところから研究(ナイト)を してしまうこと。
2.まさに夜、天体の秘密宇宙論。
3.空想、虚構、夢とロマンの怪しい顔。
これらを、ナイトサイエンスというそうな。
ただ、この手の本に 興味のない人は、面白くないと思う。
私は すごく面白かったので 作中の著書が気になり、また読みたい本が増えた。
ジョン・ホーガン「科学の終焉」「科学を捨て、神秘へと向かう理性 」
ポール・ファイヤアーベント「哲学、女、唄、そして… ファイヤアーベント自伝」