「満身これ学究―古筆学の創始者、小松茂美の闘い」吉村 克己
310p文藝春秋
目次
第1章 平安の女神
第2章 国鉄とピカドン
第3章 勘当
第4章 学士院賞
第5章 満身これ学究
第6章 古筆学
第7章 一念、岩をも徹す
「古筆学」を 独力で打ち立てた異能の学者、小松茂美。その壮絶な闘いの生涯。
小松の友人の吉川英治が 小松氏の事を 称して「満身これ学究」と このことから 本の題名になったようだ。
週刊誌的に言えば、『独学で学士院賞、原爆症も乗り越え、スタートは国鉄マン』『中卒の「職人学者」 小松さん』
若き日に 厳島神社にある「平家納経」心奪われた小松茂美のすごい生涯。
お元気のようなので きっとまだ 研究に没頭されていることだろう。
「品格は 習って身につくものではない、生活や人格そのものである」そういう生活をしてきたらしい。
ともかく すごい人だ。