「ジーニアス・ファクトリー―「ノーベル賞受賞者精子バンク」の奇妙な物語」デイヴィッド・プロッツ 、酒井 泰介 訳
334 p 早川書房
目次
2001年2月
ロバート・グラハムの遺伝子への情熱
天才づくり
精子探偵
ドナー・コーラル
ドナー・ホワイト
ノーベル賞受賞者精子バンク有名人の誕生
のら犬一家
ドナー・ホワイトの秘密
やってみた精子ドナー
ドナー・コーラルの正体
喜びを見出したドナー・ホワイト
それでもやっぱり父は父
天才精子バンクの最期
2004年9月
億万長者の発明大王が、トランジスタの発明者 ウィリアム・ショックリーや、ポリオワクチンの発明者ジョンス・ソークらの精子を集め「ノーベル賞受賞者精子バンク」を設立し、200人あまりの子どもをつくった。その利用者たち 生まれた子供たちの 提供者たち その生涯を合わせて紹介。
ノンフィクションだ。
天才の遺伝子を 後世の残すべく1880年アメリカ カリフォルニアに 「ノーベル賞受賞者精子バンク」が創設されたという。
週刊誌的な 覗き見感覚で 読み始めたのだが、最後まで読むと、親子とは、家族とはと考えさせられる話だった。
本当によく調べてあると関心。
実際父母も同じ環境も同じで育つ兄弟がこんなにちがって育つのに、単に遺伝子がいいからといって天才が育つわけないよなと思ってしまった。
氏より 育ちだけはないと思うけど、環境は大いに関係するような気がする。