「「絵のある」岩波文庫への招待」坂崎 重盛
368p芸術新聞社
《岩波文庫といえば、和洋の古典、古今の名著の殿堂、のイメージがある。知識人御用達?
といった気配もある。その岩波文庫が、じつは、文中に挿し絵や図版を挿入する本づくりに、とても意識的であったことに、改めて気づかされたのだ。本はた
だ、テキストを読むだけのものではないでしょう。ときに元本にあった挿画や図版が再録され、読者に供される。その恩恵をこうむって、手にした「絵のある」
岩波文庫、約120タイトル、冊数にして約190冊。「絵のある」岩波文庫の8、9割には達したでしょうか。知ってました?
あの名作、名著に、こんな素敵な図版や挿画が添えられていたことを。あなたの愛読書や懐かしい本もきっとあるでしょう》(「まえがき」より)
に段組み368p。結構ボリュームはあるが、題名通り、挿絵が 多いので楽しい。
ただ、時々脱線するので、ちょっと 読みにくかった。
それでも 読みたくなる本が 結構あって、楽しかった。