「サクリファイス 」 近藤 史恵
245p新潮社
インターハイで 優勝するような陸上選手だった白石誓は、大学に入って自転車に のめりこんだ。自分が優勝するために走るのでなく、チームリーダーを 勝たせるために走る。そのことが 心地よかった。
自転車ロードレースの世界を舞台に描く、青春ミステリー。
自転車といえば、かなり前に「ただマイヨ・ジョーヌのためでなく」ランス アームストロング を読んだのを思い出す。
これは ノンフィクションで、ランス アームストロングが、癌になり20%の生存率といわれた。手術、リハビリ後 ツール・ド・フランスで 奇跡の復活優勝するという感動的な話だった。
そのときの ロードレースを知った。
「サクリファイス 」は、表紙から 想像すると競輪みたいだけど、ロードレースのほう。
日本で チームで戦う話だが、ロードレースを 知らなくても 面白い。
無口なチームリーダーの石尾の姿が ナンかすごい。