「いちばん長い夜に」乃南 アサ
2013.06.25 Tuesday
「いちばん長い夜に」乃南 アサ
373p新潮社
前科持ちの刑務所仲間―それが芭子と綾香の関係だった。
“過去”に怯えながらも、東京の下町に居場所を見つけて、ゆっくりと歩き始めた時、二人は自分たちの大きな違いに気づき始める。
人を殺めるとは何か。人が生きていくとは何か。
亡くなった人間が残すものとは何か。
そして、いつか、彼女たちの長い夜は明けるのだろうか?
NHKドラマを見てから 読んだが 話は かなり変わっていた。
大筋は変わっていないのだが、いろいろな面でとらえ方が違う。
例えば、芭子とその家族は断絶のままだし。綾香は息子には会えないし、ボランティアは震災の東北だし、芭子のボーイフレンドは、震災で出会った人だし。
かなりの演出ってことね。
驚いたのは あの日、仙台からタクシーで帰ってくるところ。
まさか 帰ってこれないんじゃないの〜?とか 思いつつ読んだ。
なんと、 あとがきで、実際 乃南 アサさんが 綾香の実家を 仙台に設定していて、取材で 仙台に 行っていて 震災あって、本当に その日タクシー3台乗り継いで、帰った来たとか。
びっくりした。
373p新潮社
前科持ちの刑務所仲間―それが芭子と綾香の関係だった。
“過去”に怯えながらも、東京の下町に居場所を見つけて、ゆっくりと歩き始めた時、二人は自分たちの大きな違いに気づき始める。
人を殺めるとは何か。人が生きていくとは何か。
亡くなった人間が残すものとは何か。
そして、いつか、彼女たちの長い夜は明けるのだろうか?
NHKドラマを見てから 読んだが 話は かなり変わっていた。
大筋は変わっていないのだが、いろいろな面でとらえ方が違う。
例えば、芭子とその家族は断絶のままだし。綾香は息子には会えないし、ボランティアは震災の東北だし、芭子のボーイフレンドは、震災で出会った人だし。
かなりの演出ってことね。
驚いたのは あの日、仙台からタクシーで帰ってくるところ。
まさか 帰ってこれないんじゃないの〜?とか 思いつつ読んだ。
なんと、 あとがきで、実際 乃南 アサさんが 綾香の実家を 仙台に設定していて、取材で 仙台に 行っていて 震災あって、本当に その日タクシー3台乗り継いで、帰った来たとか。
びっくりした。