「空白の叫び 下 」貫井 徳郎


「空白の叫び 下 」貫井 徳郎
572p 小学館

殺人を犯している三人の少年は 更生できるのか。後悔はしていない。罪を償ったとも思っていない。
ひきつけられるように卒院後 顔を合わせる。


罪の大きさよりも早い社会への復帰のために、14歳中学生と言う 設定にしたのかもしれない。

皆 大人びていて、高校生でも あるいは成人であっても 成り立つような話だった。
気になるのは 母親が いないことだ。いや 父親もいない。
特に 女は子供を産んでもいない 女が養育している。
それに、久藤の両親にも 愛情が感じられない。
出てくる子は みんな家族の愛情の感じられない家庭の子ばかりだ。いびつな世界。しかしなぁ。

私は、久藤の唯一の友人 水嶋がすごく気になった。

貫井 徳郎 - 08:29 - - - - -

「空白の叫び 上」貫井 徳郎


「空白の叫び 上」貫井 徳郎
582p 小学館

久藤美也は 自分の容姿や頭脳が凡庸なことを嫌悪している。
葛城拓馬は 頭脳は明晰、経済的にも容姿にも恵まれているだが、決して奢ることもなく常に冷静で淡々としている。
神原尚彦は 両親との縁が薄く、自分の境遇を不公平と感じている
第一部では事件の始まるまでの参院の様子。
第二部では三人がかかわっていく様子。

淡々と進んでいく 状況で三人が どのように関わるのかと思って 読み進む。
さてこの話は一体どういう結末が 待っているのか 気になる。

貫井 徳郎 - 16:56 - - - - -

「殺人症候群」貫井 徳郎


「殺人症候群」貫井 徳郎
462 p 双葉社

第三弾。
一見無関係と見える複数の殺人事件の繋がりを探すうちに共通項が見えてきた。

倉持の過去が見えてくる。

一番長く一番読み応えはあるが、最後が なんだかな。
こんな終わり方じゃなくてもいいのにと思う。

もう少し、何とかならなかったのだろうか。
あの冷たい感じの環の描き方にも物足りなさを感じる。
クレイバーな環ならそれなりに 深さも欲しいし、彼の背負っているものも何か欲しいというか。

でも順番に読んでよかったなぁ。

結構面白かったし、必殺好きというの頷ける。

貫井 徳郎 - 10:11 - - - - -

「誘拐症候群」貫井 徳郎


「誘拐症候群」貫井 徳郎
361 p 双葉社
『症候群シリーズ』第二弾
今回は托鉢層武藤が中心だ。
子供を誘拐してお金は取るが 一切危害は加えずこどもは解放している誘拐犯《ジーニアス》。
犯人は一切手がかりを残していない。
しかし、時期をおなじくして赤ん坊が誘拐され、殺された。お金を運ぶ役目をしたのが 名指しされた武藤だった。犯人は?

貫井 徳郎 - 10:10 - - - - -

「失踪症候群」貫井 徳郎


「失踪症候群」貫井 徳郎
329 p 双葉社
警視庁人事二課の環敬吾が 率いる影の特殊工作チームがある。チームは三人、私立探偵の原田、托鉢僧の武藤 肉体労働者の倉持がいる。
何れも警察官を止むを得ない理由で ドロップアウトとした元警官。
失踪した若者たちを追う三人。
原田は 年頃の娘との関係がうまく行っていない。


設定が面白い。三作というので楽しみ。

表紙の画像がなかったので写真をとる。
それにしても映り悪い。
スキャナーが調子悪いから携帯で写したが、仕方ないか。

貫井 徳郎 - 10:09 - - - - -

「追憶のかけら」貫井 徳郎


「追憶のかけら」貫井 徳郎
478 p 実業之日本社
最愛の妻を亡くした大学講師。
小さい娘は、義父のもとに預けたまま。
連れ戻したくても出来ない理由が一杯ある。
そんな、失意の底にある彼の許に、戦後間もなく自殺した作家の未発表手記持ち込まれた。

主人公と同様、二転三転するたびに翻弄される。
誰が悪意の人か わからなくて 最後のほうは、出てくる人 出てくる人 疑いを持ってしまった。
しかし、最後は泣ける。

面白かった。

貫井 徳郎 - 13:59 - - - - -

| 1/1PAGES |