「ミーナの行進」 小川 洋子
348p 中央公論新社
岡山に住む 母一人子ひとりの朋子は、生計を 立てるために 母が 東京に勉強をしに 行く決心をした。
そこで、朋子は 中学生になる年の一年間 芦屋の伯母のうちに 預けられることになった。
読売新聞 連載小説
彼女たちの住んでいたらしい 苦楽園は、以前 お友達が 住んでいて、遊びに 行ったが、大変な目にあったところ。
お屋敷街は それぞれが 大きな家ばかりで まず人が 外にいない。
歩いている人が いないと 尋ねようがない。
コンビニなんか あるはずもなく、もちろん、公衆電話も 一つもない。
今なら 携帯で、「どっちに行ったらいいのぉ」なんて 聞けるのだけれどネ。
地図を 持っていたので ただただ 地図片手に 探し当てたのだけど。
そんなことを ふと思い出した。
1972年は 私に とって ついこの間のよう。
思い出は 心の中に キラキラ光って 存在し続ける。
六甲、須磨、江坂 知っている街並みだしネ
そんな 美しい思い出を 共有できた気分だ。