「ウィリアム・ブレイクのバット」平出 隆
211 p 幻戯書房
目次
glad day
ball,bat&art
kafka’s drive
詩人平出氏のエッセイ集。
実に綺麗な本。
紙質といい 装幀といい さすがは詩人の出す本と思った。(なんだか短い言葉に凝縮する作業が こう言うところにも働いているような気がして)
ちょっとした言葉も 美しい結晶の輝きを持っている気がするのは、言い過ぎ?思い込みかしら?
短い文ばかりなので時間があいた時に読める。
先日読んだ池澤氏も詩人だったが、詩人のエッセイは美しいと感じる。
ちょっとした旅行記でもあるのでいろいろな場所に連れて行ってもらえた。
付け加えると、glad dayでは、ドナルド・エヴァンズと言う画家の足取りを追ってアムステルダムに向かうのだが その画家の書くという切手も見てみたくなった。
イメージがちょっと前に読んだ安野光雅(2/4)の切手の絵本とも重なってしまう。
アムステルダムのホテルに出てくる猫が 実にかわいかった。