「昭和史 〈戦後篇〉 1945-1989」半藤 一利
568 p 平凡社
目次
はじめの章 天皇・マッカーサー会談にはじまる戦後
第一章 無策の政府に突きつけられる苛烈な占領政策
第二章 飢餓で“精神”を喪失した日本人
第三章 憲法改正問題をめぐって右往左往
第四章 人間宣言、公職追放そして戦争放棄
第五章 「自分は象徴でいい」と第二の聖断
第六章 「東京裁判」の判決が下りるまで
第七章 恐るべきGHQの右旋回で…
第八章 朝鮮戦争は“神風”であったか
第九章 新しい独立国日本への船出
第十章 混迷する世相・さまざまな事件
第十一章 いわゆる「五五年体制」ができた日
第十一章 「もはや戦後ではない」
第十一章 六〇年安保闘争のあとにきたもの
第十一章 嵐のごとき高度経済成長
第十一章 昭和元禄の“ツケ”
まとめの章 日本はこれからどうなるのか―戦後史の教訓
戦後篇。
いよいよ自分が見聞きできた時代だ。
読んでいて思うのは やっぱり自分は 日本が 好きで日本を 愛しているということだ。
戦後が どのように形作られていったのか どう導きたかったのか、それぞれの時代の首相の思惑を知る。
いろんな首相が出てくるが、知っている首相は、池田隼人くらいからで 私自身は、まだまだ何も知らない子供だった。
ああの頃 こんなことだったのかと 時代を 知るいい機会だった。
確かに 名前は知っている事件も あるが それはうわべだけであって、理由も何もわかってはいなかったのだ。だからといって「今」を、わかっているかというとそうでもなく政治も経済も 流されるまま、上っ面しか見ていないのだが。
それだけに読んで本当によかった。