「輝く日の宮 」 丸谷 才一
2004.09.02 Thursday
「輝く日の宮 」 丸谷 才一
434 p 講談社
杉安佐子は バツ一の美人国文学者。
サラリーマンの長良豊とのヨーロッパであった。
私生活と、研究生活の二本立て。
なんか考えさせられながら読んでしまった。
まず中学時代に小説もどきを書いたところ。
私も書いたことある。(こんなすごい構成ではなく稚拙だった。)
学会というかシンポジウムのシーン。
学生時代 手伝ったある学会で発表後、「そんな 研究何の役に立つのか」とシビアな質問があった。尤も理科系の学会ですが、そんな意地悪な質問をすることにビックリしてしまった。若かったのですねぇ。怖いと思いましたねぇ。
文系だろうが理系だろうが、象牙の塔は魑魅魍魎がうようよかもしれません。
男との会話。
う〜ん、こんなに話題が豊富な女には やはり男は参るかな?
テレビの話題や芸能界の話題ではねぇ。
丸谷才一さんの博覧強記に ただただ恐れ入ってしまいます。
知らないことだらけ。
それでも興味を持って読めたました。