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「錦」宮尾 登美子

「錦」宮尾 登美子
438p中央公論新社

菱村吉蔵は、大きな呉服問屋の跡継ぎとして 育てられていたが、祖父が 亡くなったとたん、店は傾き 財産は 父が 兄弟たちと 分けて しまって 店は なくなってしまった。
子供だった彼は なくなる直前の祖父の言葉に 商売をしようと決心する。


昔の男(吉蔵)と 昔の女 御寮人(ごりょん)さん(妻)(むら)と おしかけの女丁稚(仙)、愛人(ふく)の三人の女の物語。

言葉が 懐かしく感じられる 昔の大阪弁?というか船場言葉。
かつてドラマで「ぼんち」とか「あかんたれ」で 聞いていたような やさしい言葉。私には なにか 懐かしい大阪弁やったわ。

吉蔵は イメージとして 市川雷蔵かな?

こんな人は 今の日本には おらんよ。

御寮人さんは しっかりしていて 店を 支え、仙は無垢の愛情を、ふくは、影の女で 決して でしゃばらず、そっと 吉蔵の愛を受けて ひっそり 心の支えとなる。

吉蔵は もう仕事にまっしぐら。

ここまで 自分をささげられるふく、仙、むら
どの人もすごい。

そういう女たちに 慕われる 魅力ある吉蔵もすごいね。

 

宮尾 登美子 - 12:22 - - - - -

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