Log in | RSS1.0 | Atom0.3 |
QUAE  SIT  SAPIENTIA  DISCE  LEGENDO
「家守綺譚」梨木 香歩
「家守綺譚」梨木 香歩
155 p 新潮社
目次
サルスベリ
都わすれ
ヒツジグサ
ダァリヤ
ドクダミ
カラスウリ
竹の花
白木蓮
木槿
ツリガネニンジン…

湖で行方不明になった友人の父から、家を守るように頼まれた売れない小説家の綿貫征四郎の話。

ボンヤリ読んでいて、
ああ、昔の設定ね。(洋燈;ランプ)とある、
ああ、京都ね。(疎水をひく庭)

と思っていたが ハット気がつく。
そんなことはどこにも書いてなかったよなぁ…。

まあ 読んでいるうちに 吉田神社が出てきたし、京都に間違いはなかったとわかるが…。
実際、京都そのままの気がする。
庭が良い。
街並みは京都っぽくないが、それでもちょっと離れたら 昔の設定だし こんなもんだろうなァ。

なんかこういう、小鬼だの 河童だの訳のわからないものがでてくるのがいい。
といってファンタジーって訳でもないし、ちょっと前の日本人って、きっとこんな物しっかり信じていて、自然に脅威を持っていて、それを、敬っていて、自然を自分たちのものにしていた気がする。
そういう時代を懐古する。
そういう、おおらかな気持ちが、今の日本には もうないよね。
だから 何も怖がらないぎすぎすした生活で、人を人とも思わない妙な人種が出現したりしているんじゃないだろうか?

ともかく好きだなこの本。
梨木 香歩 - trackbacks(4)
スポンサーサイト
- - -
Trackback
この記事のトラックバックURL: http://alice81.jugem.cc/trackback/198
家守綺譚梨木香歩新潮文庫2006-09by G-Tools 庭・池・電燈付二階屋。汽車駅・銭湯近接。四季折々、草・花・鳥・獣・仔竜・小鬼・河童・人魚・竹精・桜鬼・聖母・亡友等々々出没数多…本書は、百年まえ、天地自然の「気」たちと、文明の進歩とやらに今ひとつ棹さしかね
| ひなたでゆるり | 2006/10/30 22:09 |
江戸時代と明治時代の境目で、人々はどうやって気持ちを切り替えたんだろう? 私がその時代に生きてたら、「皆さん、今日から明治時代です! 洋服を着ましょう!」と言われても、意地になって着物を着つづけるかも。周
| ぱんどら日記 | 2006/10/31 14:26 |
家守綺譚 こういう話はとても好き。手元に置いて折に触れページを繰りたくなる本です。 亡友の父親から、家族の住んでいた家の家守を頼まれた物書きの主人公の1年。その古い家と庭での生活では、百日紅から惚れられるとか、床の間の掛け軸から亡友がたずねてくると
| 本のある生活 | 2006/11/08 21:35 |
家守綺譚 この本はディックの本棚のディックさん、おいしい本箱DiaryのERIさん、コンパス・ローズの雪芽さん、老水亭のOimizuさんにオススメいただきました。ありがとうございました。 ■やぎっちょ書評 植物。草、花が見事に描かれていました。 たとえて言う
| "やぎっちょ"のベストブックde幸せ読書!! | 2007/06/09 15:51 |
<< NEW | TOP | OLD>>