「黒猫遁走曲」服部まゆみ
 「黒猫遁走曲」服部まゆみ
角川書店

森本翠が 三十八年間勤務した出版社を定年退職した日の夜、メロウは 山ほどの花と薔薇色のシャンパンの隙間をぬって、戸外にはじきだされた。


服部まゆみさんを コンプリートすべく 借りる。
しかし、わが市にはなく 他市から借りてきてもらって ようやく読めることに。

わざわざ借りた甲斐が あった。
私は こういうのは 好きだ。

最初「翠」のイメージが ずいぶん若く感じていて、読んでいたら「老婆」という表現が出てきて イメージが 間違っていたことに 気が付く。どこを 読み飛ばしたのか・・・とつい前をめくってみるが、年齢を あらわすような書き方は してない。
読んでいくうちに翠の妹が出現し「三十八年間勤務した出版社を定年退職」というのが はっきりいして、60歳とわかった。60歳は 老婆か〜〜〜

それにしても 黒猫も 瑠璃も 翠も きれいで 上品なイメージが持てた。
もっとも夢中でメロウを探す翠は すごい老婆?みたいな表現だけどね。

読んでよかったわ。

| 16:28 | 服部 まゆみ | - | - |
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