「われ巣鴨に出頭せず―近衛文麿と天皇 」工藤 美代子

「われ巣鴨に出頭せず―近衛文麿と天皇 」工藤 美代子
435p日本経済新聞社

目次
第一章  茶色の小瓶
第二章  文麿誕生と明治の開明
第三章  鬱勃たる青春
第四章  西欧列強と大正外交の渦
第五章  昭和動乱―ナショナリズムの勃興
第六章  日華和平の困難―第一次近衛内閣へ
第七章  東亜の混迷と三国同盟―第一次から第二次近衛
第八章  日米交渉破綻―第二次から第三次近衛内閣
第九章  東條英機と木戸幸一
第十章  情報天皇に達せず
第十一章 決死の上奏文
第十二章 ハーバート・ノーマンと都留重人
終章   貴種の終戦


敢然と毒を あおぎ「米国の法廷」で裁かれることを拒絶した華族 筆頭近衛文麿。
彼は本当に弱い人だったのか?

幼い頃には、母と添えず、学生時代には、自らの門地ゆえに特別扱いされ不快な思いをし、英米本意の平和主義に異を唱えれば、先進国から睨まれ、分配の公平を言えば、危険思想と疑われる。英米との戦争に反対すれば、非国民と非難される。

彼はそういう人であったらしい。

工藤さんは 「近衛に惚れた」と言っていた けれど、私は シンパになった。

イメージしていた人とは随分違うし、教えられてきたことも(例えば、張作霖とか) 随分違ったことが 出てきているんだなとよくわかった。

昭和史を 知るうえで、一読を 勧める。


同時に読んでいる、国家の罠は、つい最近の話で 本人が 書いているから どこまでを 信じて言いのかわからないが、面白い。国家間のやり取りってすごい。
Δ 伝記・昭和編 | 14:25 | - | trackbacks(0) | 紅子
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